号泣

意外とまちがいやすい言葉の紹介です。

号泣

自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

文化庁による平成22年度の「国語に関する世論調査」によれば、半数近くの人が誤用しているとされる「号泣」です。
意味の選択肢に「激しく泣くこと/大声を上げて泣くこと」とあれば「号」という文字に「声を上げて泣く」という意味があるので、間違えなきゃいいと思うのですが。
半数近くの人が誤用しているのはなぜ? それにはきっと意味があるはずと考えてみました。
というか、考えるまでもありません。
大声を上げて泣くんだから、それは激しく泣くことだ。激しく泣くことの方が意味が広いので、きっとこっちが正しい!
と連想して、「激しく泣くこと」だと答えているんじゃないでしょうか。

あるいは、テレビのワイドショーやバラエティ番組のせいかもしれません。
「号泣」という吹き出し文字が頻繁に出てきますが、「大声で泣いている」シーンはちっとも写りません。


チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

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