ごあいさつ

こんにちは 株式会社文研ビズ の野見山肇と申します。
2007年に起業して以来、「つくるときは自分が楽しい、つくったあとは読み手が楽しい」自分史を「わたし本」と名付け、楽しい自分史づくりを提唱しています。

わたしは、サラリーマン時代のほとんどをテクニカルライターとして過ごしました。テクニカルライターとは技術文書を書くモノたちで、私はその中でも、取扱説明書などの商品の機能や操作を説明することに携わってきました。
そんな私が、自分史づくりに注目したのには、取扱説明書づくりと自分史づくりにはとても共通点があったからです。

取扱説明書のつくり手はテクニカルライターで、当然のこととして、その商品のことを詳しく知っています。
取扱説明書の読み手は、商品を購入したお客さんのうち、その商品のことをよく知らない方々です。
つまり、よく知っている者が、よく知らない人に、情報伝達するのです。

自分史では、このつくり手と読み手の関係は次のようになります。
つくり手は自分史の主人公です。当然、自分の人生ですから、世界でいちばん詳しく知っています。
読み手は、つくり手の知人でしょうから、つくり手のことを多少知っています、でもその知っているのはごく一面です。
つまり、とてもよく知っている人が、多少は知っているけれど、多くは断片的であるわけです。

さて、取扱説明書はどのような状況で読まれるのでしょうか?
おそらくは、読まざるを得ないときに切羽詰まって読むことでしょう。できれば読まずにすませたい、読まずに購入した商品を使いたいし、活用したいことでしょう。
つまり、積極的な読者ではありません。中には、ごく希に、非常な興味を持って読む人もいるのでしょうけれど。

同様に、自分史の読まれ方を想像してみると。
おそらくは、「自分史を書いたから、読んでみて!」と作者から渡されるはずです。でも、そこは文章の素人の書いた本です。
「あ、はいはい。読むよ!」と言いつつも、積ん読される可能性も高いことでしょう。「読んでくれた?」と催促されて、読み始められることに違いありません。
つまり、積極的な読者ではないのです。中には、ごく希に、非常な興味を持って読む人もいるのでしょうけれど。

このように、とても似ているのです。
そのために、私はこれまでのテクニカルライター人生で身につけたノウハウとスキルを発揮できると確信し、自分史づくりのお手伝いを始めました。

そのノウハウを余すところなく下記まとめたのが下記の本です。どうぞよろしくお願いします。

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