ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺


書名:ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺
著者:田中啓文

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

不良少年がひょんなことから噺家の所に弟子入りする。
その周辺で巻き起こる事件をその不良少年が解決するという短編集。
と書いてしまえば、なんのこともない駄作のようになってしまうのは、ぼくの分が生き生きとしていないからで、実際の所は、面白いわ感心するわ古典落語の知識身につくわ、でいいことづくめなのだ。

不良少年の名は竜二。竜二の推理能力は抜群で神がかり的。というかミステリ小説にしてはご都合主義。
師匠の梅寿も乱暴すぎるというか、70歳を超えて竜二をどつき倒すのは現実性に欠ける。
とまあ、お作法的には失格のはずなのに、面白いのは不思議というか、作者の力量か!

自分史を書くならわたし本の文研ビズ

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