井の中の蛙

文章を書くテクニック・文書を作成するノウハウ、メールやビジネス文書のコツ。
文書を書くのに便利な情報を毎日公開しています。
今日は故事成語の紹介です。

自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

井の中の蛙 大海を知らず

井戸の中に住んでいる蛙は 自分の住む世界が井戸の中です。
その外に世界があることは知るよしもありません。
まして、海がものすごく広いことなんて、想像できなくて当たり前ですよね。
そもそも『井戸の中』に住んでいるということも理解できないはずですから。

それを外から見た人が、「あっ、あの蛙、あんな狭い井戸の中にいて、海のことも知らないで」と
哀れんだり、蔑んだりすることこそ、おかしなことかもしれません。

ということから、「井の中の蛙 大海を知らず」は中国の出典ですが、
日本に入ってきたあと、この言葉に続けて「されど、天の深さを知る」という句を付け足したとか。
さすが、「中国大陸何するものぞ」との気概にあふれた、島国(日本列島)在住の日本人!
当時は、あらゆる面において中国は先進国だったので、気持ちだけでも負けたくなかったのでしょう。
いい話だと思います。

自分史を書くならわたし本の文研ビズ

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