ダカーポの文章上達講座 完全版


書名:ダカーポの文章上達講座 完全版
編者:ダカーポ編集部

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

日本の学校教育にかけているモノは何かというと、思想的なことを抜きにして、
過半数の人に指示されると自信を持っていえることが、
「日本の学校教育では、作文教育がなされない」ということだ。と思っている。

小学校のとき、作文をすることがある。遠足に行った次の日の国語の授業とか。修学旅行のあととか。
夏休み明けとか。

あるいは、秋になると、読書感想文を書くように指示されることがある。
書いたあとで、先生が感想のような添削?めいた事柄が書かれて返却されるくことがあっても、作文を書く前に、どう考えて、どう構想して、どのように文章を綴っていけばよいのか、説明されることはない。

なぜ、そのような授業がないかというと、それはものすごく難しいからだ。
どのくらい難しいことかというと、世に出版されている文章読本を読んで、作文力が向上しない事からも分かるだろう。
作文力を向上させるために文章読本が出版されていないから、それはやむを得ないことだが。

そうして、また「文章読本」を名乗らず、作文のノウハウ本のような書名で売っている本はもっと下等だ。
作文のテクニックは教えず、(もともと作文の才のある人の)作文の稽古方法や好きな文章を語っているだけだったりすることが多いからだ。
ただし、一部は本当に作文のテクニックを伝授しているモノもある。割合は少ない。

この「ダカーポの文章上達講座 完全版」も、多数派である企画倒れ側の本だ。
文才自慢で終わっているのだ。。。
そもそも、目指すべきゴールが章ごとにばらばらなのだから。しかも、ゴールは明記されていないので文脈から判断するしかないのだけれど。

ただし、作文の才があるかどうかを判別するのに役立つ本である。
この本を有益と思った人は、「作文の才があります」 それは自信を持ってよいことだろう。

自分史を書くならわたし本の文研ビズ

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