今日は故事成語の紹介です。
自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。
昔の中国でのことです。
趙という国に「和氏の璧(かしのへき)」という宝がありました。
それを秦という国の王様がほしくなって、15の都城と交換するというので、交換することになりました。
趙の国から、和氏の璧を持参した使者は秦の王様に渡しました。15の都城は渡されません。
どうやら騙されたようです。
しかし、趙の国の使者は、機転を利かし、秦の王様を逆にだまして、和氏の璧を取り戻し、無事に趙の国に戻ったとか。
この際に、傷をつけずに取り戻すことができたので、1つの欠点もないことを完璧というようになりました。
ところで、この「璧」かべ(壁)じゃありませんよ! いちばんしたは、土ではなく、玉です。