世相史という言葉を耳にするようになりました。時代時代を独自の視点で切り取って読み解いた文書です。
この世相史、どうやって書くのでしょうか? その手法を解説していきます。
どんなテーマにするのかを考えるときに。
自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。
あまり狭いと、関心を持つ人が空くなるなってはいけない。
あまり狭いと、題材そのものが少なくなるかもしれない。
というような心配は無用です。むしろ間違いです。
テーマは狭ければ狭いほどよいものです。
というのは。
個人あるいは個人のつながりによるグループで世相史をまとめていくのです。
お店でいえば、百貨店やショッピングセンターではないのです。
専門店です。それもコアな商品を売っている専門店です。
そうでなければ、存在価値が埋没してしまうからです。
もちろん、書き手が日本を代表あるいはそれに準じる立場でもってその得意分野を世相史のテーマとする場合は、百貨店的な発想と展開が望ましいものです。
そうでない市井の人の立場で世相史をまとめるなら、狭さを武器(売り)にして存在感を高めましょう。