開発者との関わり-その3-

文章を書くテクニック・文書を作成するノウハウ、メールやビジネス文書のコツ。
文書を書くのに便利な情報を毎日公開しています。
ぼくはテクニカルライターをかれこれ20年やってきました。
そこにも、作文のテクニックが隠れているかも!?

自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

仕上げた原稿をレビューに出すのですが、だいたい1、2週間くらいで返してもらいます。
返ってこないときは、催促します。
きちんと日程を守って返してくれる人もいるし、催促して初めて原稿を読み始める人もいます。

あるとき、別な用事があって、とある開発者のもとに行ったときのことでした。
そろそろ、レビュー期間も終わる頃だったので、ちょっと早めの催促をしてみました。
「Tさん、今週末に原稿見たら返してくださいね」
「ううん、わかった」
「ほんとに大丈夫ですか? いつも遅くなってますよ」
「大丈夫、ちゃんとメモしておくから」
と言って、机の上にあったメモ用紙は、なんとそのレビューしているはずの原稿を四つ切りにしたものでした。

「ちょっとー、何やってんですか! これ原稿じゃないですか?」
「しまった! いらない紙だと思って、メモ用紙にしちゃった。すまん。」

一応、彼は反省したらしく、その後2度と、そんなことはしませんでした。
(普通の開発者は、1度だって、そんなことはしません!)

自分史を書くならわたし本の文研ビズ

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