言葉の豆知識:煙の数え方は?

文章を書くときに、助数詞を活用していますか?

自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

モノを数えるときに、個(コ)あるいは本だけですませるより、ほかの助数詞を使ってみるとキラリと光る文章に早変わりします。
ささいなことですが、お試しください。

煙って、数えますか? 普通数えないと思います。
数えるとすれば、煙突から登る煙の数ですね。

となれば、筋(すじ)ですね。
飛行機雲も、1筋と数えます。それと同じですね。

煙といえば、上杉謙信と武田信玄の川中島の戦いですね。
戦国時代ファンなら、ご存じだと思います。

1561年9月9日の第4次川中島の戦いです。

武田信玄の軍師 山本勘助の発案により、武田軍は2分し、その1隊を、妻女山に布陣する上杉軍の背後を襲うことにします。
深夜に行軍するため、9日の夕方、携行のためにいつもより多くご飯を炊くのです。

上杉軍の偵察隊が、いつもより炊飯の煙が多いことから、武田軍の夜行を推測し、妻女山の軍を下ろし、10日の朝には、武田軍のすぐ目の前に、上杉軍が現れたのです。
川中島の歌「べんせいしゅくしゅく、よるかわをわたる」ですね。

煙の量から、滴の作戦を見破るとは、上杉軍恐るべしです!

チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

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