文章をリライト-141-

文章を書くコツの実践として、具体的にリライト(書き直し)しています。
文研ビズがメンテナンス代行している夢手箱様から、元文章を提供していただきました。
「夢」は荒唐無稽なモノなので、リライトしがいのある文章ですね。

自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

どこにいるかははっきり分からないが、私はいろいろな物(服やタオルや文房具など)の下に真っ赤な薔薇の花束が無造作に混じっているのを見つける。このままでは枯れてしまう、直ぐ生けようと思い花瓶を探す。
私はなぜかなるべく小さい花瓶をえらぶ。水を入れて、確か薔薇だけだったと思ったのに、私は黄色い菜の花を手に取り長さを整えている。菜の花の花びらがぱらぱらと落ち、私はもう一度外に行って花を取ってこなくては、と思っている。花瓶に生けると花瓶が思っていたより大きかったようで、花が水の中に沈んでいった。私は次に薔薇の長さを整える。花瓶に生けると、よく開いていた花が蕾に戻りながら水の中に沈んでいった。一番初めには薔薇の花束だったはずなのに、たくさんの菜の花の中に一本だけの赤い薔薇の花束になっていた。

場所は分かりませんが、服やタオルや文房具の下に、真っ赤なバラの花束があるのを見つけました。
このままでは枯れてしまうと思った私は花瓶を探します。なぜだか、小さな花瓶を選び、水を入れました。
さっき見つけたのはバラの花束だったのに、いつの間にか、黄色い菜の花を生けるために長さを整えていました。
すると菜の花の花びらがパラパラと落ちてしまい、外に行って花を取ってこなくては、と思いました。
花を生けてみると、思いのほか花瓶は大きくて、花は水の中に沈んでしまいました。
次にバラの長さを整えて、花瓶に生けます。すると開いていた花びらがつぼみに戻りながら水の中に沈んでいくのです。
バラの花束だったのに、花瓶の中に生けるとたくさんの菜の花とバラが1本だけの花束になっていました。


チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

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