平易な表現に努める

啓学出版(今は存在していない)発行のマニュアルバイブル(絶版)という本があります。
この本から学んだことの一部をここに紹介していこうと思います。

自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

威厳を持たせるために、ついつい技術者たちは仕様書に難しい言葉を使います。
ここでいうところの難しい言葉とは、
・専門用語
・動詞
の2種類です。

これらをテクニカルライターは読み手の事情にあった表現に置換するのです。
専門用語は、知識なくしてほかの言葉には置き換えられません。
でも動詞は日本語の知識があれば置き換えられます。なくても辞書を片手に置き換えられます。
例えば。
この段落で使っている「置換」は「置き換える」にするような作業です。

「置換」でも意味が分かるじゃないか、そんな難しい言葉ではないし。
と思ってはいけないのです。
「音読み語は出来るだけ大和言葉に直す」という原則の下に可能な限り気付いた範囲ですべて置き換えるのです。

分かる分からないではなく、極力大和言葉で表現するというのが「一見分かりやすそうな表現」なのです。

逆に、権威を持って「このマニュアルを信じてください」という場合は音読み後を多用するのです。


チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

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