二人目の担当者が原稿を書き足す

世相史という言葉を耳にするようになりました。時代時代を独自の視点で切り取って読み解いた文書です。
この世相史、どうやって書くのでしょうか? その手法を解説していきます。

自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

せっかくグループで世相史を書くのですから、それぞれの題材も二人1組で書くようにしたい者です。
この場合の「書く」という行為は推敲作業を含みます。

さて、1人目が原稿を書いているので、2人目の人は、その原稿を読んだ上で書き足すという役割です。
何を書き足すのでしょうか?

それは、客観的な視点および、別の価値観での視点による題材の切り取りです。

世相史は、自分史とよく似ていますが、大きく異なるのは、主観と客観の混在です。
自分史にも客観視の存在は不要なわけではありませんが、世相史の場合は、客観視が主役です。
そのつかみとして、筆者の主観的な思い出が生きてくるわけです。

一人目の担当者が主観的(個人的)な視点で題材について述べているなら、
二人目は、その題材の客観的な評価を書きます。そしてまた、一人目の主観的な視点に対しての、客観的な評論を述べます。

もし、一人目の担当者が客観的な視点で題材を切り取っている場合は、二人目が主観的な記事を書くようにします。
客観的な視点だけの世相史は、目新しくありませんし、それでは只のデータベースです。
そしてデータベースとしての資料なら、ここで新たに書き起こさなくても、既に存在している可能性が高いのです。


チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です