やさしい死神 (創元推理文庫)


書名:やさしい死神 (創元推理文庫)
著者:大倉崇裕

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

落語が題材になっているミステリというモノが1ジャンルをなしている。
落語好きにはたまらない小説で、つまりぼくはこのジャンルの小説を発見すると作者が誰であろうと読んでしまう。
そしてがっかりしたことは一度もない。
この本もそう、満足した。
たまに知らない落語の話が出てくると、今度はその元ネタを調べたり、そしてまたその元ネタの出来の良さに感心したりと至れ利尽くせるなのだ。
本書で紹介される落語の元ネタは、口入れ屋、死に神、桜鯛、宿屋の仇、芝浜、三枚起請、つる、花見の仇討ち、子は鎹(かすがい)、富久、試し酒、愛宕山、不動坊、品川心中、宿屋の富、親子酒。

この中では、芝浜と宿屋の仇、親子酒がお気に入り。まあこれはこの本のレビューとは無関係だが。


チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です