工程を小分けする

文書を書くときの考え方(企画)のちょっとしたコツの紹介です。

工程を小分けする

自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

文書を書くという作業には、さまざまな工程があります。
そのたくさんの工程を一気にまとめてできる人が文才のある人なのでしょう。
ところが、文才のない普通の人が、それに勝るとも劣らない文書を書くことができるのです。

とあるベンチャー企業で1年ほど働いていたことがあります。
社長1人、社員1人(ぼく)、アルバイト4名の零細企業です。
社長が言うには。

うちの会社は人がいないから、大きな仕事を受けられないと思うでしょ。
違うんですよ。多少なら大きな仕事を取ることができるんですよ。
でも丸投げはだめですよ。利幅とれないから。
仕事ってのはね、小さなジョブの組合せなんですよ。
小さなジョブをいくつもいくつも組み合わせていくと、付加価値を付けられるんですよ。
つまり、仕事はね。
小分けに小分けを重ねていくと、単純作業に行き当たるんですよ。
そうすると、単価の安いジョブになるんですよ。
ぼくたちはね、その仕事を単純作業に分割して作業管理することを付加価値として稼ぐんですよ。

そうなのか、そういうことだったのかと感心したものです。
文書作成も同じです。
さまざまな工程をいくつもいくつも小分けして、単純作業になるまで分割します。
そしてその単純作業を1つずつ片付けていくのです。
それが、ぼくのような凡人の文書作成法なのです。


チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

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