マニュアル制作の実践-3-

文章を書くテクニック・文書を作成するノウハウ、メールやビジネス文書のコツ。
文書を書くのに便利な情報を毎日公開しています。
ぼくはテクニカルライターをかれこれ20年やってきました。
そこにも、作文のテクニックが隠れているかも!?

自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

マニュアルはどのように制作されていくのかを説明しながら、テクニカルライターの仕事ぶりや考えていることを紹介していこうと思います。
お題は「おにぎりの作り方」です。これなら、誰もが内容を想像できますからね。

さて、前回はマニュアル制作時の工程計画の立て方でした。
1:いつまでに
2:どれだけのボリュームで
3:いくらで
今回は、「2:どれだけのボリュームで」について考えてみます。

これは私の経験によるものですが、さほど熱心でない人に、しっかりと情報を伝えるにふさわしい分量は30-80ページです。
それは、読み物を一気に読むと、だいたい30ページほど読んでいるからです。
そして、さほど興味のない文書を読むとすると、80ページが上限だからです。100ページあると思うと、「積ん読」されてしまうのです。

しかし、マニュアルとは製品の説明書ですので、記載すべき情報は決まっており、「ページ数優先でオーバーしたらカット」というわけにはいかない場合があります。
ページ数優先で「オーバーしたらカット」という場合もあるのですけどね!

そのようなときは、30-80ページで章あるいは部として分離するようにします。
「これは別の機会に読めばいいよ」というメッセージを込めて、章立て構成を考えるのです。

チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

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